メッセージ

すべての人に未来を創造する歓びを

 
現存する人類の芸術行為=アートを表わす最古のものは、主にヨーロッパに見られる洞窟画です。その多くは約1万年以上も前のものですが、その中で最も古いと目されるものは約3万年以上前に描かれたと言われています。旧石器時代と呼ばれる、まだ文字も無く、生き抜くことが最も優先すべき行為だったであろう太古から人類は描いていました。

では何のために、そしてそこには何が描かれているのでしょうか ?

諸説ありますが、狩りの成功を願う希望の祈りであったり、将来を予見する何かしらの事象であったと言えます。いずれにせよ、過酷な環境を生き抜く為に非常に大切な営みであったであろうことは想像するに容易い。そして現在に至るまでその在り様 を幾重に変容させながらもアートは時代から姿を消したことはありません。それはアートの存在価値の根本が「人間を人間たらしめるもの」であることをまず挙げなくてはならないでしょう。人は論理で片付けられるものの中だけで生きているのではない。湧き上がるさまざまな感情や欲求の発露として、歓びや怒りや哀しみを表現し、感動を求め、神秘に惹かれ、未来の創造にエネルギーを費やさずにはいられない。人はアートによって文化創造を行える唯一の生きものなのです 。 一方、アートには、潜在する人の創造力を引き出す役割があるとも言えます。創造力とは、「豊かな感性を基盤に、新たなもの を創り出す能力」。また、感性とは「さまざまな事象や情報を直感的に分析・判断し、その中から最適なものを選択する、極めて独自性の強い能力」のこと。感情や機微を感じ取ったり、本質を見抜いたり、美しいものを美しいと捉えたり、危険や危機を 察知したりすることも感性の力。それはまさにアートと同様、「人間を人間たらしめるもの」なのです。人の創造力を高め、感性を育む重要な役割を、アートは担っています。

また、アートは時代を映す鏡でもあり、時代を創ります。たとえば、ルネッサンス期のアートによる文芸復興がもたらした活気 に満ちたムードは、近代の扉を開く新たな文化創造だけではなく、それ以降の産業イノベーションに繋がる印刷技術の発展も誘 発しました。また、アメリカ大統領のルーズベルトがとった世界恐慌からの経済回復の為のニューディール政策では、その一環としてアーティスト支援が行なわれました。新たなアートに触れることで不況に落ち込む民衆の人心を鼓舞することが主な目的でした。これを機に芸術・娯楽産業の礎が築かれ、その後のアメリカを支えるほどの経済発展へと繋がったことは自明です。つまり、アートはそれを生み出すアーティストだけのものではないのです。また、アートを嗜好する限られた人々だけに影響を与えるのもでもない。もちろんその質にもよりますが、アートは人々の生きる力を高め、文化のみならず新たな産業創出や経済成長に寄与するほどのエネルギーを持っているのです。

以上のように、アートはその存在価値を含め、人間成長やこころ豊かな社会創造にとって極めて有用な要素を持っています。世界においてさまざまな社会問題が山積している今日、解決を見出すプロセスにおいて、アートが果たす役割も決して少なくないと考えます。民族や国を越えたボーダレスなコミュニケーションツールとしての役割もより増すでしょう。ただし、アート自体の価値や役割を見直す必要性があることも確かです。時代の流れや社会における役割と共に変化する部分と、恒久的に変らない本質の部分を見極め、持続可能な社会創造に向けて、新しいあり方がアートやアートに関わる人々に求められています。

私たちは、アート活動を通してより心豊かな社会を創造していくというビジョンから、 2001年にホワイトシップを創業、2011年にE-labの前身であるNPO法人インスティチュート・オブ・コミュニケーション・アートを設立し、アートのあり方を問いながら活動してきました。

アーティスト・代表理事
谷澤邦彦

理事

谷澤 邦彦 代表理事

アーティスト

東京をベースとして活動しているアーティスト。1962年静岡生まれ。文化服装学院を卒業後、同校の教師(1985~1990年)として指導に当たる。国内での数々のファッションデザイン・コンテストで受賞。インターナショナル・テキスタイルデザイン・コンテストではオリジナルのテキスタイル制作によりグランプリを受賞(1988年)。武蔵野美術大学空間演出デザイン学部の非常勤講師(1989~2006年)も務め、ディスプレイデザインや舞台美術などの空間演出デザインに携わる。1994年よりアート活動を開始。通常の作品制作のほか、さまざまなアートプロジェクトやアートを通じたラーニング・プログラムを立ち上げ、実施する。また、実験的なアートカンパニー・ホワイトシップの共同創業者であり、ホワイトシップ及び92art Studioのディレクターとしての顔も持つ。
 
www.kunihikoyazawa.com
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長谷部 貴美 副理事 

株式会社ホワイトシップ 代表取締役/アートプロデューサー

2001年アーティストと共にホワイトシップを設立。アーティストとオーディエンスの両方の立場から考えたアートの可能性を探求しプログラムを開発。個と組織のクリエイティビティを引き出すアートマネジメントを確立。主にビジネスパーソン向けおよび大手企業向けにアートプログラムを提供し組織変革をサポート。一方でアーティストのマネジメント、インキュベーション、スタジオ運営、展覧会企画も手がける。

www.whiteship.net


山崎 繭加 副理事

ハーバード・ビジネス・レビュー 特任編集委員
華道家 

東京大学経済学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー、東京大学先端科学技術研究センターを経て、ジョージタウン大学国際関係大学院へ。卒業後2006年より2016年8月末まで10年にわたり、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)日本リサーチ・センターで、HBSで使用される日本の企業・経済に関するケース作成、東北を学びの場とするHBSの2年生向け選択科目ジャパンIXPの企画・運営を担当した。また、2010年から2017年までは、特任助教として東京大学医学部にて全編英語のリーダーシップ・アントレプレナーシッププログラムの運営・教育にも従事していた。現在は、華道家として活動しながら、ハーバード・ビジネス・レビュー特任編集委員、宮城県女川町の研修アドバイザーなどを務める。著書に「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」(ダイヤモンド社2016年)。NPO法人E-Lab副理事として、これまでEGAKUを東京大学医学部での全編英語のリーダーシッププログラムや、東京大学サマースクール、東北の起業家向けプログラムなどに導入してきている。


菅 大介 理事 

株式会社チェリオコーポレーション 専務取締役

東京大学教養学部、スタンフォード大学経営大学院卒業後、家業のチェリオに戻り、「ローカルの中小企業から日本を元気に」すべく、経営に取り組む。他方、世界との懸け橋になるべく、ASIA21を始めとする次世代国際リーダーシップ会議に参加。また、日本の起業家にシリコンバレーの起業文化とデザイン思考の粋を体験してもらうTHE TOFU PROJECTの運営メンバー。「EGAKUということには境界を超え、限界を超えるための冒険が詰まっている」と共感してE-labに参画。


大原 達朗 監事


アルテ監査法人 代表社員
アルテパートナーズ株式会社 代表取締役
日本マニュファクチャリングサービス株式会社 監査役
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 兼任講師
ビジネス・ブレークスルー大学 講師

私たちの目指す姿

すべての人に未来を創造する歓びを


自己、他者、自然との対話を通して、審美眼を磨き、自分独自の感性を高め続ける

  • アーティストと同じように、自己、他者、自然と「対話」を繰り返し、物事に真摯に向き合う
  • 日常に美を「発見」し、創造の喜びを味わい、人生を深く楽しむ
  • 表層的ではない自分独自の視野、感性、審美眼を育み、それを恐れず「表現」する

E-labの活動を通して、人の創造性の回復と研磨への道をナビゲートしていく

  • その人らしい表現を尊重し、その先にある可能性を信じ、共に「発見」していく
  • 自分の思考の枠組みを押し付けず、安易に評価、判断をせずに「表現」の喜びを伝える
  • 相手に新たな気づきが起きるような「対話」をデザインし、実行する

私たちの考えるアート活動の価値を伝達、実践することを通して、美しく心豊かな社会を創る

  • 私たちのアート活動が社会にもたらす意義を深く理解し、その可能性を信じ「表現」する
  • 過去に囚われず、新たな自分の可能性を「発見」しながら、プロフェッショナルとしての仕事をする
  • 私たちのアート活動を通して、人々の創造性の扉を開き、共に美しく心豊かな社会を創造する


私たちはすべての人が「未来を創造する歓び」「美しいものを美しいと感じる豊かさ」
「言葉を越えてつながる楽しさ」を享受できる世の中を目指し、貢献します。

沿革

2001年

ホワイトシップ創業

2002年

小学生向け「EGAKUプログラム」スタート

2004年

ビジネスパーソン向け「EGAKU プログラム」スタート

2006年

高校生向け環境教育における「EGAKU プログラム」実施

2007年

ビジネスパーソン向け定期開催「EGAKUプログラム」スタート

2008年

アートマネジメント勉強会「新月会」実施

2009年

大手企業向け「EGAKUプログラム」スタート

2011年

ホワイトシップのソーシャル活動部門として NPO法人インスティチュート・オブ・コミュニケーション・アート設立

2011年

東京大学Global Health Leadership Programなど大学向けスタート

2012年

福島県いわき市立久之浜第一小学校など被災地向けスタート

2013年

東大イノベーションサマープログラムなどグローバルリーダー向けスタート

2014年

ホワイトシップのオフィス移転に伴い港区元赤坂に移転
港区青山中学校@グーグル株式会社など中高生向けスタート

2017年

「E-lab」に社名変更、組織改編、事業モデル見直し実施

コラボレーション先

港区立青山中学校
中学生対象
Acumen
有志チーム
一般社団法人HLAB
高校生・大学生対象
かえつ有明中・高等学校
中高生対象
キンダリーインターナショナル
小学一年生対象
グーグル株式会社
港区立青山中学校
中学生向け
国際交流基金
リーダーシッププログラム
~アラブの春を越えて
こども国連環境会議推進協会
中高生対象
渋谷ヒカリエ 8/
親子対象

聖学院中学校・高等学校
中高生対象
内閣府「世界青年の船」事業
13カ国の若手リーダー対象
練馬区立関町北小学校
小学生対象
函南町立桑村小学校
小学生対象
特定非営利活動法人 そらべあ基金
東北応援プロジェクト
目黒区立鷹番小学校
夢プランたかばん
小学生対象
特定非営利活動法人 
Teach For Japan
小学生対象学習支援プログラム
田園調布雙葉高等学校
高校生対象
東京大学
Innovation Summer Program
大学生・大学院生対象
東京大学 Global Health
Leadership Program
大学院生対象
東京大学
Global 
Leadership Program
大学生・大学院生対象
特定非営利活動法人
日本医療政策機構
大学生・大学院生対象
いわき市立久之浜第一小学校 
小学生対象
渋谷区立広尾小学校
小学生対象
富士見ヶ丘中学・高等学校
中高生対象
一般社団法人Bridge for Fukushima
高校生対象
株式会社シグマクシス 
株式会社ホワイトシップ 

アクセス

特定非営利活動法人 E-lab

107-0051  東京都港区元赤坂1-7-17 テラサワビル6F(登記上の住所:東京都港区元赤坂一丁目716番地)
Tel : 03-6434-9785  Fax : 03-6434-9786  Email: info@elab-jp.net 
 
東京メトロ銀座線・丸の内線 赤坂見附駅 B出口 徒歩6分
東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線 永田町駅 B出口 徒歩6分 
東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線 青山一丁目駅 2番出口 徒歩15分