航空整備士の転職先におすすめの職業5選まとめ
漠然と「転職しようかな」と考え始めたとき、「次は何やろうかな」と悩みますよね。

また、転職活動を始める前の心構えと航空整備士ならではの転職活動上注意点も併せて解説しています。
これから説明する内容を確認して、転職活動に役立ててください。
航空整備士の転職先ってどんなものがある?
転職先を探すにあたっては、まず自分がなぜ転職したいと思っている理由を考えてみてください。
- 「航空機整備の仕事に思っていたよりもやりがいを感じない」
- 「今の会社より待遇の良いところで働きたい」
- 「職場の環境や人間関係に疲れた」
- 「スキルアップのために別の仕事にチャレンジしてみたい」
など、人によって様々な理由があると思います。
「航空業界から離れたい」と考えているのであれば、思い切って別の業界にチャレンジしてみましょう。
それでも「やっぱり機械には興味がある」という人は、この記事で紹介している航空業界以外の機械関係の仕事を探してみると、今までの経験やスキルが活かせると思います。
一方、「会社への不満がある」、「もっと良い条件の会社で働きたい」と思っていても航空機そのものや整備の仕事自体は気に入っているのであれば、業界内で同じ職種や似た職種を探すのも一つの手です。
転職を決意した他の整備士がどんな理由で会社を辞めたのか気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
航空整備士の転職先におすすめの職業5選
上で説明した通り、まずは自分がなぜ転職したいと思っているのかを整理し、それを叶えられる職業・職種を探すのが大切です。
そのうえで、どんな職業がよいか具体的に思いつかないという方のために、ここでは以下の職業5つを取り上げてみます。
- 航空整備士(ジェネアビ含む)
- 航空機整備スタッフ
- メンテナンススタッフ
- サービスエンジニア
- 技術営業職
航空機整備士の方は機械に興味があるという方がとても多いので、機械に関わる職種を挙げてみました。

航空整備士(ジェネアビ含む)
「今の会社に不満があるけど整備士としての仕事自体は嫌いじゃない、航空機には関わりたい」という方には、職種自体は変えずに会社だけ変えることをオススメします。
特に一等・二等航空整備士、一等・二等航空運航整備士などの資格を持っている方は、この強味が活かせるでしょう。
航空整備士というと、JALやANAといった大手やその傘下の航空会社、PeachやJet StarなどのLCCなどを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、遊覧飛行や不定期便などを運航するジェネラルアビエーション(いわゆるジェネアビ)にもぜひ目を向けてみてください。
特定の分野限定での作業をすることになりがちな大手と違い、「何でも自分でできるからこっちの方が面白い」と言う人もいますよ。
航空機整備スタッフ職
「整備士は辞めたいけど飛行機には関わりたい」という方、整備の間接部門(いわゆるスタッフ職)はいかがでしょうか。
整備の計画・生産管理業務や不具合の分析を行う技術系業務、部品の調達・管理業務など様々なものがあります。
デスクワーク中心になりますが、専門的な知識が要求されることに変わりはないため、現場で航空機を整備した経験は必ず活かせます。
そもそも航空業界での整備関連業務経験者しか募集していないケースも多く、整備士のスキルを持った人材が重宝されるのは間違いありません。
メンテナンススタッフ
航空機整備士もメンテナンススタッフの一種ですが、ここで紹介するのはメーカーの工場や倉庫の機材、テーマパークのアトラクションの整備など、航空機以外の整備の仕事です。
航空機同様、日常的な点検・保守作業やトラブル発生時の原因探求や修理を行います。
航空業界は離れても機械いじりの仕事がしたいという方にオススメです。
機械装置の保全・保守・メンテナンス経験者に限定して募集している求人が多く、航空機整備の経験があればこの条件はクリアできます。
サービスエンジニア
サービスエンジニアとは、顧客のもとへ出向いて機械製品のメンテナンスを行う職業です。
上に挙げたメンテナンススタッフの一種ともいえそうですが、一番の違いは「カスタマーのところへ出向く」という点で、出張が多くなります。
毎日同じ場所で仕事をするよりも色んなところへ出掛けて刺激を得たいという方は、サービスエンジニアに絞って求人を探してみてもよいでしょう。
技術営業職
機械に直接触れない仕事へジョブチェンジしたいという方は技術営業職も検討してみてください。
顧客へ営業活動を行う職業ですが、一般的な技術職のような商品の提案などに加え、その製品に関わる技術的な質問に答えるなどの技術サポートが求められます。
転職後に、その業界での専門的な知識を身に着ける必要がありますが、その際に航空機の整備で磨いた機械部品の基礎知識や技術的な思考力は大きな武器になるはずです。
転職は計画的に
ここまで、航空整備士としてのスキル・経験が活かせそうな職業を5つ紹介しました。
気になるものがあれば転職サイト等でいろいろチェックしてみてほしいのですが、気になる求人があったからといって無理なスケジュールで慌てて転職活動を始めたりしないよう気を付けてください。
航空業界は狭く、円満退社をしないと後々面倒なことにもなりかねません。
業界内での転職はもちろん、別の業界へ転職した場合も「やっぱり航空業界に戻りたいな」と思ったとき、業界内で悪い評判が立っていると再就職が難しくなる可能性もあります。
まとめ
この記事では、航空整備士にオススメの職業5選を紹介しました。
航空機・その整備自体がやはり好きという人は、
@航空整備士(ジェネアビ含む)
A航空機整備スタッフ
航空業界以外で機械いじりに携わりたいなら、
Bメンテナンススタッフ
Cサービスエンジニア
機械・技術の知識と考え方を活かせる整備以外の仕事なら、
D技術営業職
これらのキーワードで調べると、気になる求人が見つかりやすいですよ。
ぜひ転職サイトなどでチェックしてみてくださいね。
もしかすると、求人情報を集めていく中で今の自分と比較していくうちに、「意外と今の会社/仕事も悪くないな」と新しい発見があるかもしれません。
それはそれでとても幸せなことですから、まずはいろいろな情報を集めてみてみましょう。
繰り返しになりますが、自分がなぜ転職しようと思っていて、転職先に何を求めているかを整理した上で、計画的に転職活動を行ってください。

