航空整備士に英語は必須? おすすめの英語勉強法教えます

航空整備士に英語は必須? おすすめの英語勉強法教えます

航空整備士に英語は必須? おすすめの英語勉強法教えます

グローバル化が進み、日本人も英語力が求められる機会は多くなっています。
航空整備士の世界はどうでしょう?
もしかしたら、整備マニュアルが英語で書かれているという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

 

この記事では、「航空整備士には本当に英語が必要なのか」を解説しています。
そして、これから整備士になりたい方、今まさに航空整備士として働いていている方のどちらにも役立つオススメの勉強法もピックアップしました。

 

 

最後に「どうしても英語が苦手で勉強したくない」という方に、モチベーションを上げるためのちょっとしてコツも教えますので、ぜひチェックしてみてください。

航空整備士に英語は必須?

航空整備士に英語は必須?

結論から言うと、航空整備士に英語は必須のスキルです。
ペラペラである必要はありませんが、ある程度できないと仕事になりません。

 

すでに航空整備士として働いている方はご存じかと思いますが、ここでは未経験の人に向けて、どんな場面で英語が求められるのか説明しますね。

「読み・書き」が求められる場面

まず、飛行機の整備は必ず整備マニュアルに従ってやらなければならないのですが、基本的に整備のマニュアル類は全て英語で書かれています。
英語が読めなければ、整備作業が何もできませんばかりか、もし英文の解釈を間違えてしまえば、不適切な整備をすることにつながるので、飛行機の安全性にも関わってきます。

 

また、整備作業を行った後は必ず故障の内容や処置として実施したことを記録に残しますが、この整備記録も英語で作成しなければなりません。

 

「日本の航空会社なら、日本語で書いてもいいんじゃないの?」と思いますよね。
しかし、飛行機は古くなってきたら海外の会社に売却されることもありますし、そもそも海外の会社からリースして使っているという場合もたくさんあります。
このとき、売却先やリース会社から、「おたくの会社はちゃんと整備してましたか?実施した整備の記録を全て提出してください」と必ず言われます。
ですから、世界共通語である英語で書かれていないと困ってしまうわけですね

リスニング・スピーキングが求められる場面

 

航空整備士には英語の読み書きだけでなく、英会話の力も必要です。

 

国際線を飛ばしている航空会社をイメージするとわかりやすいと思います。
もし国外の空港で機材トラブルが起きたらどうしますか?
現地の整備士に整備作業をお願いしないといけませんよね。

 

海外の空港に自社の整備士を駐在させている場合もありますが、現地の航空会社や整備会社に整備を委託しているケースがほとんどです。
海外での機材トラブルの際には、現地の委託先に電話して「うちの機材で不具合が起きたから、こういう処置をしてください」と伝えなければならないのです。
当然、委託先の整備士は現地の人、つまりは外国人なので、英語でのやり取りになります

 

そして、「国内線しか飛ばしていない会社なら英会話の心配はいらない」と思ったら大間違い。
JALやANAと違って大規模な整備施設を持っていないLCCのような航空会社の場合、ドック整備を東南アジアなど海外の整備会社に委託しています。

 

 

ドック整備って?という方はこちらの記事を読んでみてください⇒[航空整備士の仕事内容について]

そういった航空会社も、委託しているからといって全て丸投げするわけではなく、自社の整備士を何人か監督役として現地に送り込みます。
派遣された整備士は、委託先の整備士と作業の進捗状況を話し合ったり、重要な作業に立ち会って注意すべきポイントを指導したりもします。もちろん英語です。

 

航空会社で整備士として働きたければ、英語の読み書き、英会話のスキルは必須なんです!


おすすめの英語勉強法は?

おすすめの英語勉強法は?

続いて、おすすめの英語勉強法について解説していきます。

スキマ時間を活用してPC・スマホで勉強!

仕事をしながら、あるいは学校に通いながらだと、まとまった勉強時間を確保するのは難しいですよね。

 

そこで、「スタディサプリ」を使ってみるのはどうでしょうか。
1レッスンが3分程度なので、スキマ時間を使って勉強できちゃいます。
PCだけでなくスマホでも使えるので、場所も選びません。

 

 

月額2,178円(税込み)、1日換算でたったの72.6円で学ぶことができます。
缶コーヒーより安上りですね。

 

嬉しい7日間無料トライアルがあるので、まずは試しに使ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

公式サイト:https://eigosapuri.jp/


「日常英会話コースだけど、飛行機の整備にも使えるの?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。
まずは英語のいろんな表現を習得しましょう。
そして英語に耳を慣らしましょう。
正しい表現さえ知っていれば、あとは飛行機の専門用語に単語を置き換えるだけで、整備の仕事にも応用できます。

 

何より、整備の世界ではコミュニケーションが大切なので、英会話ができるだけで海外の整備士とも仲良くなれて、仕事もスムーズになりますよ。

 

さらに、「喋る練習もしたい」という方には、「オンライン英会話セットプラン」もアリですね。
24時間365日、スピーキングの練習ができます。

 

 

中学・高校で習った英文法を復習!

 

「文法」って聞くと、「難しい、ややこしい、堅苦しいくてヤダ」といったイメージの人も多いと思います。
でも、文法の知識ってすごく役に立つんです

 

正しい文法で書いたり話したりすれば、自分の言いたいことを正確に伝えられますよね。
そして、なんとリスニングにも役に立つんですよ。
相手の言ったことが一部わからなくても、文法の知識を使って穴埋め・脳内補完をすれば解釈できちゃうこともあります。

 

その文法を楽しく勉強できるオススメの1冊がこちらです。

 

『カラー改訂版 世界一わかりやすい英文法の授業』 (関 正生 著)

学校の授業のように文法の型をただ詰め込まれるような堅苦しさが全くなく、イメージや気持ち・ニュアンスといった「本質」がわかりやすく説明されています。

 

実は10年以上前からある本で、私自身も高校時代に使っていました。
当時よりリニューアルされてさらに見やすくなっています。
高校時代に英語がそこそこ得意だった私も目からウロコの内容ばかりでした。
さらに文法が苦手な友人に薦めたところ、この本を読んだ彼は「文法って面白いじゃん」と言い出し、英語の成績が上がっていました。

 

英語の得意な人にも苦手な人にも本当にオススメしたい一冊です!

お金をかけずに勉強したい人は?

全くお金をかけずに勉強するというのは正直あまりオススメできません。
知識やスキルを手に入れるには、それなりの時間やお金がかかるものです。
「未来の自分への投資」と考えた方がいいと思います。

 

しかしそれでも、有料のサービスは使いたくないし本も買いたくないという方は、動画サイトで「英語」とか「英会話」とか入れて検索してみましょう。

 

いろいろ出てくるので、自分に合ったものを探してみてください。


英語勉強のコツは「勉強」をしないこと!

英語勉強のコツは「勉強」をしないこと!

英語が苦手な人にとって、英語の勉強というのは辛く苦しいものかもしれません。

 

しかし、英語を勉強するのが苦しくなくなる方法があります。
それは、英語を「勉強しない」ということです。

 

何を言ってるんだと思うかもしれませんが、違うんです。
「勉強だ」と思うから辛くて苦しいんです。

 

英語ができるようになれば楽しいことがたくさんあります。
いろんな人と話ができるようになって、外国の人に話しかけられてもビビらず堂々としていられます。
仕事でもスムーズにコミュニケーションが取れて、気持ちよく物事が進みます。

 

ですから、英語を「勉強する」という苦痛に耐える必要なんか無いんです。
英語は学校のテストの1科目なんかじゃありません。コミュニケーションツールです。
「英語ができるようになると楽しいぞ」って考えれば、英語を「学ぶ」のがだんだん楽しくなってきますよ。

 

それから、「自分は英語が苦手だから航空整備士になるのはやめようかな」なんて心配する必要もありません。
航空機整備で使う英語はとても簡単なんです。

 

飛行機は世界中飛んでいますが、英語が母国語でない国はたくさんありますよね。

 

そういった国の人が英語をの解釈を間違えて整備をしたら大変だということで、誤解が生まれないように、「英語が苦手な人でも簡単にわかる簡単な表現で整備マニュアルを書きましょう」というルールが存在するんです。(「Simplified Technical English」といいます。)

 

難しい文法は出てきませんし、1文あたり20単語以内で簡潔に書かれています。
部品の名前などの専門用語を除けば、中学生でも読めちゃいます。

 

今は英語が苦手だという人も、上で紹介したような方法で少しだけ”学習”をすれば、航空機整備に必要な英語は簡単に身に着けられますよ。


まとめ

まとめ

最後に、この記事のおさらいです。

 

航空機整備士にとって、英語のスキルは必須のスキルです。

  • 整備マニュアルは全て英語。
  • 整備記録も英語で作らなくてはならない。
  • 海外で機材トラブルが起きれば、現地の整備士に英語で整備委託。
  • ドック整備を海外に委託している会社では、監督役として現地に出張することも。

ただし、必要以上に身構える必要はありません。
整備マニュアルは英語が母国語でない人にも読めるように簡単な英語で書かれています。
少しだけ学習すれば、整備の世界で生きていけるだけの英語は習得できます。
以下のような教材も活用してみましょう。

 

@スキマ時間を活用して、英語の表現を身に着けよう!

まずは7日間無料トライアルで体験してみるのがオススメです。

 

公式サイト:https://eigosapuri.jp/


A文法を理解して正確に相手に使える力を身に着けよう!(リスニングにも役立ちます)

  • 『カラー改訂版 世界一わかりやすい英文法の授業』 (関 正生 著)

最後に、日本人は英語が苦手だと言われていますが、「英語は学校の勉強科目のひとつ」と思ってしまっている人が多いからなんじゃないかと私は考えています。
英語はテストの点数を稼ぐためのものなんかじゃありません。
外国の人ともコミュニケーションが取れるようになる素敵なツールです。

 

 

ですから、英語の「勉強」なんかしないでください。

「勉強」だと思うと、つらく苦しいものになってしまいます。
英語ができたら楽しいんです。
その「楽しみのため」に少しだけ時間を使ってみてください。
きっと世界が広がりますよ!



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